タイムスタンプは完全な存在

  • 完全な
    :完全性証明
  • 存在
    :存在証明

タイムスタンプ技術で実現できることは以下の2点です。

  • 完全性証明:
    タイムスタンプを付与したデータがある時刻以前に存在していたことを証明する。否認の防止に有効。
  • 存在証明:
    データの改ざんを検知できる。改ざんを防止するわけではないので注意。

こんな問題で役に立つ!(SC H22 秋 午前Ⅱ 問2)

作成者によってディジタル署名された電子文書に,タイムスタンプ機関がタイムスタンプを付与した。この電子文書を公開する場合のタイムスタンプの効果のうち,適切なものはどれか。

  • タイムスタンプを付与した時刻以降に,作成者が,電子文書の内容をほかの電子文書へコピーして流用することを防止する。
  • タイムスタンプを付与した時刻以降に,第三者が,電子文書の内容をほかの電子文書へコピーして流用することを防止する。
  • 電子文書が,タイムスタンプの時刻以前に存在したことを示し,作成者が,電子文書の作成を否認することを防止する。
  • 電子文書が,タイムスタンプの時刻以前に存在したことを示し,第三者が,電子文書を改ざんすることを防止する。
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    正解:ウ
    タイムスタンプで改ざんの検知はできるが、改ざんの防止はできない。よって、エは誤り。

    午後試験でも出題されました!(SC H25 春 午後Ⅱ 問2 設問5 (1))

    TSA(Time Stamping Authority)が発行するタイムスタンプを付与すれば, タイムスタンプの有効期間中は, 電子ファイルが( e )及び( f )を証明可能である。

    本文中の( e ),( f )に入れる証明可能なことを, それぞれ30字以内で述べよ。

    APIの解答例
    (順不同)
    「タイムスタンプの時刻に存在していたこと」(19字)
    「タイムスタンプの時刻以降に改ざんされていないこと」(24字)