<全4問>

SC H25 秋 午前Ⅱ 問17

LANの制御方式に関する記述のうち, 適切なものはどれか。

  • CSMA/CD方式では, 単位時間当たりの送出フレーム数が増していくと, 衝突の頻度が増すので, スループットはある値をピークとして, その後下がる。
  • CSMA/CD方式では, 一つの装置から送出されたフレームが順番に各装置に伝送されるので, リング状のLANに適している。
  • TDMA方式では, 伝送路上におけるフレームの伝搬遅延時間による衝突が発生する。
  • トークンアクセス方式では, トークンの巡回によって送信権を管理しているので, トラフィックが増大すると, CSMA/CD方式に比べて伝送効率が急激に低下する。
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    正解:ア

  • 正しい記述です。
  • トークンアクセス方式(トークンパッシング)の説明です。
  • TDMA方式(時分割多元接続)では、衝突は発生しません。
  • トークンアクセス方式(トークンパッシング)では、トラフィックが増大しても、CSMA/CD方式のように伝送効率が急激に低下することはありません。


  • SC H25 秋 午前Ⅱ 問18

    コンピュータとスイッチングハブ(レイヤ2スイッチ)の間, 又は2台のスイッチングハブの間を接続する複数の物理回線を論理的に1本の回線に束ねる技術はどれか。

  • スパニングツリー
  • ブリッジ
  • マルチホーミング
  • リンクアグリゲーション
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    正解:エ

  • スパニングツリーは、ネットワークを冗長化させる際にループを防ぐためのプロトコル。
  • ブリッジは、OSI参照モデルのデータリンク層でデータ中継を行う機器。
  • マルチホーミングは、インターネットの接続回線を複数用意し、回線を冗長化する技術。
  • リンクアグリゲーションは、複数の物理回線を論理的に1本の回線に束ねる技術。


  • SC H25 秋 午前Ⅱ 問19

    電子メールシステムにおいて, 利用者端末がサーバから電子メールを受信するために使用するプロトコルであり, 選択した電子メールだけを利用者端末へ転送する機能, サーバ上の電子メールを検索する機能, 電子メールのヘッダだけを取り出す機能などをもつものはどれか。

  • IMAP4
  • MIME
  • POP3
  • SMTP
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    正解:ア

    電子メールを受信するプロトコルには、POP3とIMAP4があります。
    この2つのプロトコルの大きな違いは、メールの管理方法です。

    POP3の場合、メールは自端末のローカルフォルダに保存されます。自端末でメールデータを管理するため、PCを買い替えた場合、メールデータを移行しないと、過去のメールを閲覧できません。

    一方、IMAP4の場合、メールサーバ上でメールを管理します。
    選択した電子メールだけを自端末へ転送したり、サーバ上の電子メールを検索する機能などがあります。PCを買い替えた場合でも、インターネットさえ利用できれば、メールデータを移行することなく、過去のメールを閲覧できます。



    SC H25 秋 午前Ⅱ 問20

    TCPのサブミッションポート(ポート番号 587)の説明として, 適切なものはどれか。

  • FTPサービスで, 制御用コネクションのポート番号21とは別にデータ転送用に使用する。
  • Webアプリケーションで, ポート80番のHTTP要求とは別に, サブミットボタンをクリックした際の入力フォームのデータ送信に使用する。
  • コマンド操作の遠隔ログインで, 通信内容を暗号化するためにTELNETのポート番号23の代わりに使用する。
  • 電子メールサービスで, 迷惑メール対策としてSMTPのポート番号25の代わりに使用する。
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    正解:エ

    一般的に電子メールの送信には、SMTP(25番ポート)を利用しています。

    SMTPには、ユーザー認証機能がないため、スパムメールを送信する業者(スパマー)がたくさんいます。スパマーは、ISP提供のメールサーバを経由せず、メール送信先のメールサーバに直接接続しようとします。

    そこで多くのISPでは、スパムメール対策として、OP25B(Outbound Port 25 Blocking)を導入しています。

    OP25Bとは、ISP提供のメールサーバを経由せず、外部のSMTPサーバ(25番ポート)へ直接接続しようとするパケットをブロックすることです。

    正当な利用者が、ISP提供のメールサーバを経由せず、メール送信先のメールサーバに直接接続する場合は、ポート番号25の代わりに、サブミッションポート(587番ポート)を使用します。

    サブミッションポートの利用には、「SMTP AUTH」による認証が必要となるため、正当な利用者のみがメール送信を行うことができます。